金融、経済、株、為替… 全地球を覆い、眠ることなく 価格や比率を示し続ける無数の「ボード」 それは現在と未来、夢と現実、希望と絶望、 勝者と敗者の列を明確に切り分ける高くて長い境界である
ボードの瞬き
本:『サブプライム逆流する世界マネー―経済危機が投資チャンスに変わるとき』
2008年 02月 24日 (日) 20:46 | 編集
11月の取材を12月にまとめて本にするという慌てた本だけれど
現在進行中で次々と新しい局面を見せるサブプライム問題に関しては
それくらい走りながら書いた本でないと間に合わないだろう。

この問題は世界的かつ奥深く多面的なので
新聞やテレビやネットの断片的な情報の繋ぎ合わせだけでは
全体像をつかみにくい。
サブプライムを理解するための土台として
こういう本は有用である。

モノラインの問題はまだ不透明で
減税法案なんて全く見当ハズレなその場しのぎで
アジア(特に中国)にどれだけ損失が潜んでいるかのかわからないし
マンハッタンの一等地が売りに出されたように
住宅から商業不動産への波及はこれからで
住宅そのものもまだまだ業者がかかえたままだろう。
これだけ大きな問題が発生しているわりに
それに見合うだけの倒産や再編は進んでいないし
当然あったであろう不正や不祥事も表に出ていない。
グローバルな問題であるだけに
法的整備には全く目処が立たない。。。

春には何となく良くなるような話もあるけれど
米利下げが先日の緊急0.75から次の0.5次の次の0.25、次の次の次の0.125…
と順番に幅を縮小しながらあと最低1%は落ちないと
問題収束のイメージにはならないだろうなあ。。。

サブプライム逆流する世界マネー―経済危機が投資チャンスに変わるときサブプライム逆流する世界マネー―経済危機が投資チャンスに変わるとき
(2008/02/01)
中井 裕幸

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本:『デイトレード入門―短期売買の極意』
2008年 02月 24日 (日) 19:42 | 編集
日経文庫の入門書は
安くて気負わずシンプルでわかりやすい。
こういう本は手許に置いておいて
迷いがあるときに何度も開くものだろう。

「安全なところなどないのに、安全にいこうとしていること自体が問題です」
「これは実は、「安全」を求めているのではなく、「安易」に取引をしようとしているのです」

「儲けを減らしたくないとか、大きな損を出したくないとか、そんな小さな迷い(恐怖)から、人は相場の出口を早めに探してしまいがちです」
「それは個人的な事情、主観的な問題です」

などと言われると
<はい、その通りです。反省します>
と答えざるを得ない。
自分の未熟さ改めて知る機会になる本。

デイトレード入門―短期売買の極意 (日経文庫)デイトレード入門―短期売買の極意 (日経文庫)
(2006/04)
廣重 勝彦

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アメリカとマンハッタンの格差
2008年 02月 22日 (金) 10:25 | 編集
マンハッタンの「GMビル」が米史上最高額の3200億円で売られるそうだ。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080220AT2M2000W20022008.html
サブプライム問題で資金繰りの悪化した不動産業者が売りに出したとのことだ。

アメリカにはそのサブプライム問題で
全く値段のつかなくなって放置される無数の住宅が一方にあり
もう一方にその同じ問題で史上最高値で売られるビルがある。
これはアメリカとマンハッタンの間で格差が広がったことを意味するのだろう。

マンハッタンという場所は最早アメリカの一部ではないのかもしれない。
アメリカという国自体は世界の中で沈みつつあるのに
それとは関係なく世界の都市であるマンハッタンは浮上する。
これぞデカップリングではないだろうか。

オープンソースになる米大統領選
2008年 02月 22日 (金) 10:08 | 編集
「ほとんどの人は、適切な大きさと複雑さを持ったいい問題を探しているんですよ」
というRubyのまつもと氏の言葉は
今の米大統領選にもあてはまるのかもしれない。

資金も組織力も実績もあるヒラリーというパッケージシステムが一方にある
国民は投票でそれを買うかどうかを決める。

もう一方に、資金も組織力も実績も無いけれど
国民が参加して改良していくというオバマというオープンソースがある
票によって出来あいのパッケージを買うのではなく
票自身がパッケージを作っていく。。。

オバマ陣営のスローガン「Yes ! We Can !」は
「国民による国民のための…」であり
「Do it yourself」でもある。

大統領選は
大組織による巨大で閉ざされた問題から
「適切な大きさと複雑さを持ったいい問題」に変わっている!
それが<適切な大きさ>に分解されたのは
ITとネットワークの普及によるところが大きいのだろう。

「Do it yourself」で犬小屋を作るように
アメリカの若者達は大統領選を作りあげている。
そしてそれは「束縛からの解放」であり
自由の獲得であり債務の履行でもあるような行為なのだ。
ソリューションするサル
2008年 02月 20日 (水) 15:44 | 編集
今月の雑誌フォーサイト連載・梅田望夫「シリコンバレーからの手紙」は
オープンソースプログラミング言語「Ruby」についてである。

この言語の開発者であるまつもとゆきひろ氏との対談について書かれていた。

このオープンソースプロジェクトへに参加する人たちの動機について
まつもと氏はこう答えている
「ほとんどの人は、適切な大きさと複雑さを持ったいい問題を探しているんですよ」
「新聞にクロスワードパズルが載っているでしょう。あれですよ。見つけると解きたくなる人がいる」
面白い答えである。
確かに人は常に問題を追い求め、それを解決していこうとする
<ソリューションするサル>と言えるかもしれない。

「ソリューション(solution)」という言葉について調べてみると
意外に奥の深い言葉であることがわかった。
語源はラテン語の「束縛から解放されたもの」で
「債務履行」(債務を負っている状態からの開放行為)という意味もあるそうだ。
http://wpedia.search.goo.ne.jp/search/1060388/%A5%BD%A5%EA%A5%E5%A1%BC%A5%B7%A5%E7%A5%F3/detail.html

「ソリューション」=債務履行=束縛からの解放=問題解決

それは人が<自由の獲得>をすることを意味するのだろう。
<束縛/自由>が人を動かす基本原理ということなのだろう。

ちなみに「問題解決」という言葉を調べると
<Problem solving>であり
「全ての知的な機能の中で最も複雑な思考であり、高次元の要求の認識」ということだ。
http://wpedia.search.goo.ne.jp/search/879258/%CC%E4%C2%EA%B2%F2%B7%E8/detail.html

「solve」=「解決する」である
日本人 買い越し(続)
2008年 02月 19日 (火) 16:54 | 編集
買い越している日本人投資家というのは、どんな人たちか?

ネット証券会社で新規の口座を開いた人の増加は
確定申告と証券優遇税制廃止に関係するのか?

2007年に株価の上昇で利益を出した人たちが
優遇税制下で利益確定し
次の運用を複数のネット証券で行い
運用益を分散させ増税を避けようとしている
というような動きがあるのかもしれない
東芝 HD撤退 (続)
2008年 02月 19日 (火) 16:33 | 編集
東芝株はHD−DVD撤退を受けて
一瞬上ってすぐ下るかと思ったけれど
今のところ大幅に上昇して少し下るに止まっている。。。
…しまった。買っておけばよかった

今日の日経新聞によると
簡易乾燥のついた東芝の洗濯機の売れ行きが良いらしい。
まあ、東芝の「選択と集中」にはあまり関係ないが…
本:『ウェブは資本主義を超える 「池田信夫ブログ」集成』
2008年 02月 19日 (火) 16:20 | 編集
ものすごく大上段に構えたタイトルであるが
それほどものすごいことが書いてあるというわけではない。
でも悪くない。どころかブログとしての質はとても高い。
(本にしてみると全体としてのまとまりは欠くが…)

放送に関する規制と閉鎖性
その繁栄の終わりの始まりがよく見える
日本のテレビ番組は確かにかなりつまらない。
タダで見られる番組がつまらないのは仕方ないけれど
お金を出しても質の高い放送が見られないような規制は
国民に広い知識を与えないための情報統制でしかない。
そしてそういう統制をしていては新興国の独裁体制と変わりない。
狭い放送業界を守るために広く国民を欺き
狭い放送業界という座敷牢に広く活躍できる人材を閉じ込めているわけである。

ウェブは資本主義を超える 「池田信夫ブログ」集成ウェブは資本主義を超える 「池田信夫ブログ」集成
(2007/06/21)
池田 信夫

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日本人 買い越し
2008年 02月 18日 (月) 11:47 | 編集
ここ1〜2週間、日本の株式市場は
日本人の買い越しが増えているという。

ネット証券の新規口座開設も増えているようだ。

外国人が7割にまで達してしまった日本の市場に
日本人が戻ってくるのは基本的には喜ばしいことだと思う。
でもこれが一時的なものか、継続的に続くものかはまだわからない。

まず今の元気の無い相場に新規が増え、買い越しが増える理由が
まだよくわからない。
それだけ海外市場が不安という認識からだろうか?
そしてバブルにならなかった相対的な日本の安定感?
新興国投信からの一種の<巻き戻し>か…
「新規」の参加者はどんな人たちなのだろう?
…若者か、FX主婦か、団塊リタイア組か、
そしてその人たちを引き込んでいるのは誰なのだろう。。
東芝 HD撤退
2008年 02月 17日 (日) 22:12 | 編集
東芝がついにHD-DVDから撤退するようだ。
これでHD−DVDの技術そのものが世界から一旦消えることになる。

株価は既にかなり落ちているが
一旦さらに下げて600円台まで行くのかなぁ。。。

今月号のフォーサイトに「改革の東芝が売られる理由は何か」という記事があった。
選択と集中の方向が間違っているのではないかというのがその理由としてあげられていた。
特に半導体部門への巨額投資が問題だと書かれている。
半導体にいくら投資をしても汎用部品の下請けになるだけではないのか?
日本はいつまでも「世界の工場」でいいのか?
と問われている。
確かに日本の技術偏重には疑問を感じる面もある。
<技術世界一>を誇りながら
世界唯一であるが故に世界から孤立して
世界と繋がらなくなってしまった日本の携帯電話なんてジョークでしかない。
<技術世界一>をずっと走っているのに太陽電池はドイツにあっさり抜かれてしまった。。。
技術世界一がどれだけ積み重なっても、どこかなんかズレているようだ。

そしてその近代産業技術自体も
主役はイギリスからアメリカへ移り、それから日本になったけれど
いつまでも日本に止まってはいないだろう。
もちろん次は中国、インドに移っていくだろう。

でも東芝はそのな技術移転の歴史も見据えながら
大胆な投資をしていると
信じたいんだけどなぁ。。。

東芝の株が500円台になったら
絶対買おう!
バフェット 86兆円!
2008年 02月 13日 (水) 22:16 | 編集
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080214k0000m020079000c.html
バフェットがモノライン救済に85兆円を出資!
やっぱりアメリカのお金持ちは桁が違うねぇ

一瞬思ってしまうけれど
よく読むとちょっと違う
というか全然違う。。。

モノライン会社が保証している地方債85兆円に対する再保証をする
ということであり
サブプライムに関する保証ではない。
「救済」というよりも
経営危機に陥っている会社の一番おいしいところだけをいただこう!
ということである。
極限を見極める冷徹な投資家
あるいは天使の皮をかぶったハゲタカというところかな。。。

もちろんモノライン会社は拒否するが
どこまで痩せ我慢ができるか?
それでもその方法に頼らざるをえなくなる
と賢人は読んでいる。
そして仮にすべて拒否されてもバフェットは何も失うことは無いのである。
本:『温暖化の世界地図』
2008年 02月 13日 (水) 21:55 | 編集
温暖化の影響は厳しい気候の地域で顕著に現れる。
乾燥した地域で旱魃や山火事が起きたり
太平洋の島国が海に沈んだり
氷河や永久凍土が融けたりする現象だ。
もともと厳しいのだからそれが目立つのは当然だろう。

しかし、それほど気候条件が厳しくない日本でも
影響は確実に受けている。
日本では雨や雪が減り海面が上昇しつつある。
日本は水に沈んでいくのに水不足が起きる
という皮肉な現象が起きるのである。

気候条件が厳しくない地域では
気候変動は緩やかにしか体感されない。
日本では地球温暖化は
まだテレビ画面の向こう側の
はるか遠くの出来事としてしか捉えられていないような気がする。。。
世界トップクラスの省エネ、代替エネルギー、環境技術を
うんざりするほどたくさん抱え込んでいるにもかかわらずである。

日本の気候が穏やかなものであるがゆえに
日本には危機感が足りず
温暖化問題でのイニシアティブを
国際的に取る事ができないでいるのではないだろうか。
それは日本にとっても世界にとっても不幸な事だろう。

温暖化の世界地図温暖化の世界地図
(2007/05/25)
kirstin Dow、カースチン・ダウ 他

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本:『水の世界地図』
2008年 02月 12日 (火) 19:50 | 編集
<日本は水が豊富な国である>と
大多数の日本人は思っているだろう。
でもこの地図で見ると、
日本は「ほぼ十分」であるが
「水が豊富」とまでは言えない地域に分類されている。

日本人は、日本という国が海に囲まれているので
<水がなくなることなんかあり得ない>と
漠然と思っているだろうが
その<豊かさ>には多くの側面がある。
それは単に降水量の問題だけではない。

降った雨をどう貯めるか、それをどう運ぶか、衛生面をどうするか
下水をどうするか、生活用水、農業用水、工業用水、それぞれをどうするか
それらの総合が<水の豊かさ>である。
それは国土が海に囲まれている事とはほぼ無関係である。

雨が多くても貯める事ができなければ洪水になるだけである。
貯めた雨を運べなければ使える地域がごく一部に限られる。
衛生面が不十分ならもちろん使えない。
使った水の処理が出来なければ汚染になる。
日本はそれらの水システムが機能している社会である。
きちんとした社会基盤があってこその<豊かさ>である。

この本はそんな当り前で普段は見逃していることを
再発見する事もできる地図でもある

水の世界地図水の世界地図
(2006/01)
ロビン クラーク、ジャネット キング 他

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本:『食料の世界地図』
2008年 02月 11日 (月) 20:53 | 編集
貿易、生産性、農薬、枯渇、独占、等
世界の食料は様々な問題を抱えながら
何とか何となく前進している。
誰もが食べなければ生きていけないのだから
嫌でも進まざるをえない。

この本の出版は2002年、
使われている統計資料は2000年くらいのものが多い。
しかしその頃と2008年現在では無視できない大きな違いがある。
穀物価格の上昇である。
2000年と2008年では穀物価格に2〜3倍もの開きがある。
これは食料を巡る新たな、そして大変大きな側面である。

これが何によりおこり、どんな影響を世界に与えているのか
という問題はこの地図の次の章に
緊急に書き加えてほしい事項である。

食料の世界地図食料の世界地図
(2005/10)
エリック ミルストーン

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本:『根拠なき熱狂』
2008年 02月 09日 (土) 20:56 | 編集
この本はバブルに関して様々な角度から検討を加えたもので、
しっかりと書かれた名著であり、ITバブル崩壊時のベストセラー。

今読んでみても十分参考になる
というか
ITバブルもサブプライムバブルも本質的には違いが無いことがわかる。

あのバブルもこのバブルも同じではあるが
もちろんあのバブルとこのバブルには違いもある。
今現在意味が大きいのはその<違い>の方だろう。

ITバブルの時は基本的には株式市場の銘柄の問題であったが
サブプライムは住宅の問題だけに止まらない。
アメリカの住宅、ヨーロッパやアジアの土地、アメリカの株式
新興国の株式、証券化、M&A、資源高騰…と
国境も分野もまたぎその広がりは極めて大きい。
ITバブルの次に住宅バブルが来た、というより
ITバブルは世界同時バブルの予兆に過ぎなかったという感じすらある。
この広がりはマネーそのもののバブルであると言えそうなくらいだ。

マネーそのもののバブル?…それはハイパーインフレを意味するのだろうか
だとすれば
デカップリングどころじゃない。
経済基盤の脆弱な新興国から再び国家の破綻もありえる。
でも90年代との違って
新興国はアメリカの銀行を救済できるほどの金持ちだということ…
そして危機なのはかつて破綻国家に貸していたIMFの方。
だとすれば
やはりドル暴落の危機か、ややゆっくりとした凋落か…

投機バブル 根拠なき熱狂―アメリカ株式市場、暴落の必然投機バブル 根拠なき熱狂―アメリカ株式市場、暴落の必然
(2001/01)
ロバート・J. シラー

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BS世界のドキュメンタリー『ヒラリーとビル』
2008年 02月 09日 (土) 19:54 | 編集
NHKBS世界のドキュメンタリー シリーズ アメリカ「ヒラリーとビル」を見た。

大統領予備選中なのでタイムリーと言えばタイムリーだけれど
番組としてはそれほどオリジナリティのあるものではなかった。
とは言うものの
子供時代から現在までの二人の足跡は興味深いものであった。

アメリカ史上最もフレンドリーな大統領ビル・クリントンの誕生は
冷戦終結からアメリカ復活までの超ハッピーな時代であったから成立したのだろう。
その点は現在進行中の選挙を見る場合、とても重要で
今の時代がヒラリー・ロダム・クリントンと波長が合っているかどうか?
それによってアメリカ史上初の女性大統領が誕生するかどうかは決まる。

ビルには
あのアラファトとラビンを握手させるくらい
強力な<人を信じさせる能力>があり
世界の隅々にまで届くほどの女性スキャンダルにまみれながら
それでも女性の人気を失わない<超人的モテ能力>がある。
ヒラリーには
独善的で徹底的に人に嫌われながら
それでも周りを従わせる<高圧能力>があり、
自己矛盾にも動じず鮮やかに意見を翻しながら見せる<圧倒的自信>がある。
「開放と圧力」「拡大と収縮」、二つの異なる能力はポンプのように働いて
これまで権力を膨らませてきたのだろう。

そしてこの二人には後戻りは無いし、決してあきらめない。。。

「何故大統領になりたいかって?そこに大統領の椅子があるからさ」
というのが多分この二人の本質。
それが目的なのか手段なのかは問われず、信じて突き進みエネルギーを開放する。
そしてその姿は
もしかしたらアメリカそのものの本質なのかもしれない。
Yes ! We Can !〜アメリカ大統領選挙
2008年 02月 06日 (水) 20:04 | 編集
昨年のフランスの大統領選に感動した。
そして今年のアメリカの大統領選にも感動している。

アメリカの選挙では
何故、みんなあんなに楽しそうなのか?と
多少訝しくもあるが
(…経済が地獄の渕にいるというのに!)
とにかく力強く前向き。

あの<民力>の盛り上りを見ていると
自分でも不思議なのだが
感動して涙が出そうになる。
先進国なのに
これから発展が始まる途上国のような熱気がある

アメリカの経済は
これからまだ下降を続け
かなりひどい状態になっていくだろう。
そして次の大統領が就任する頃には
どん底になっているかもしれない。
けれどオバマ候補のスローガンYes ! We Can !を叫ぶ若者達を見ていると
きっとまだまだ大丈夫だと思えるし、拍手を送りたくなる。

アメリカはいつまでも粗野で自分勝手で嫌な国だが
そんな嫌なところばかりの中から、
次のいいところが新たに生まれてくる国でもある
地球ドラマチック「犬ってすごい!」 続
2008年 02月 06日 (水) 19:09 | 編集
犬は人間に学び、人間に従い、人間と共に繁栄してきた。
人間自身もまた人間に学び、人間に従い、人間自身と共に繁栄してきた。

犬はその過程で、狩猟犬や愛玩犬などに分化していき
人間もまたその過程で戦士やアイドルに分化してきた。

人間の願望は犬に反映され
反映された犬を反映して人間自身を作っている。
例えば人間に忠実で勇敢なドーベルマンを作り
ドーベルマンのように勇敢で忠実な作るというようなこと。
犬は人間を作るための雛形になってきたとも言えるだろう。
地球ドラマチック「犬ってすごい!」
2008年 02月 04日 (月) 19:16 | 編集
NHK-BS地球ドラマチック「犬ってすごい!」を見た。
家畜の中の家畜であり、人類最古の友と言われる「犬」について。

狼は人間に頼らない。
犬は人間に頼り、人間を助ける。
そしてその過程で犬は学習する

人間に媚びる動物ということで
「イヌ」という言葉は蔑みの意味が込められることもあるが
それは犬の進化そのものを意味する。
人間のいない「犬」はもはや「犬」とは呼べないくらい
犬は人間と不可分である。
犬の種類を増やしているのはすべて人間であるし
人間は犬という<種>を管理しているとも言える。

そうやって野生を失い、
人間によって管理されている犬は
とても哀れな動物であるかのようにも思うが
人間自身が<自らを家畜化する動物>なのだから
一番哀れなのはやっぱり人間なのかもしれない。
モノライン救済?
2008年 02月 04日 (月) 15:31 | 編集
欧米の主要銀行は、金融保証会社(モノライン)アムバック・フィナンシャル(ABK)を
救済するために企業連合(コンソーシアム)を結成した。関係筋が明らかにした。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-30126820080202

のだけれど
それによって株価は落ち着きを取り戻したのだけれど
でもこれは明らかにおかしい。
銀行を<保証>していたはずの会社を
銀行が救済するなんて本末転倒ではないだろうか?
銀行が保証会社を救済できるなら
もともと保証会社なんて必要なかったということになる。
これは金融業会の構造がムチャクチャであること意味するように思う。

サブプライム問題(というか「証券化バブル問題」と言った方がいいのかもしれない)による
混乱を収束させるためのなりふり構ってられない措置であることはわかるが
自分の尻尾を自分で飲み込んでいく蛇のような状態なので
進めれば進めるほど信用収縮が進みそうな気がする
本:『大変化』
2008年 02月 04日 (月) 15:12 | 編集
とても刺激的というわけではないが
落ち着いた議論で安心して読める内容である。

高い技術力を背景とした工業製品は
日本にとってこれまでもこれからも極めて重要であるけれども
それ以外が総崩れでは意味が無い。
中でも避けて通れないからといって先送りされるばかりの農政は
負のスパイラルに陥るばかりの最悪最大の問題だろう。

弱者救済の美名の下に弱者を囲い込み
さらに弱者を増産して、それを選挙の票にすりかえる。
それが日本の<民主的>な「政治手法」である。
そこに資源を元手にバラマキを繰り返す新興国の政治との本質的な違いはない。

垣根を取り払わなければならない時に
敷居を高くする事に腐心して「守り」に入る行政。
移民問題にしろFTA問題にしろ
これは鎖国というより国民を軟禁するに等しい行為ではないのだろうか?
日本人はそこまでしてもらわなければならないくらいの未熟な弱者なのだろうか?

先日国会で「国民に選ばせろ!」と叫んでいた民主党議員がいた。
25円の税金で国会を空転させるアホだと思う。
でも「国民に選ばせろ!」自体は正しい。
私は日本人とフィリピン人の介護師がいたら
おそらくフィリピン人を選ぶだろうと思うし
それを選ぶ権利を国は国民に与えるべきだと思う。
国民を信用するなら過保護はいらない。

大変化大変化
(2008/01/11)
伊藤 元重

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1500兆円の無残
2008年 02月 04日 (月) 14:33 | 編集
日本国政府が日本国民のために国債を発行してお金を配る
日本国民は日本国政府のために配られたお金で国債を買う

政府も国民も「日本のために」国債を発行しそれを購入するのだが
結果は現金と国債が交換されるだけの堂々巡りにしかならず
景気は全く刺激されない。

国は、お金を配ればあとは国民が何とかするだろうと<市場原理>に丸投げし
国民は、お金を預ければ政府が何とかするだろうと<国家>に投げ返す。
単に巨額のマネーを丸投げしあっているだけなのに
政府はお金を配る事をを国民を守るための愛情だとし
国民は国債を買うことを国を支える愛情だとする。

ちゃんとお金を使うアイデアが無いのに
紙幣や債権を印刷して対策を施しているように見せかける
政治の決断とは無縁の小手先のトリックが一方にあり
重箱の隅をつつく事で政治を選ぶリスクを回避できるという
根拠も無く将来性も無い思い込みがもう一方にある。

日本の政府と国民は全く噛み合わないのに
正義と愛国心でお互いを呪いあう。

日本の個人金融資産1500兆円というのは
そうやって積み上がった無策の象徴であり
無残に聳え立つ<遠慮の塊>と言えないだろうか。。。
本:『歴史が教えるマネーの理論』
2008年 02月 01日 (金) 19:03 | 編集
通貨投機やハイパーインフレなどの歴史に
経済理論の光を当て、そのシルエットを浮かび上らせるおもしろい本。

鎖国によりガラパゴス諸島にも例えられる独自の発展をした江戸の経済
現代の日本にも受け継がれるその先進性と閉鎖性にはハッとさせられる。
日本人の感覚の基本スタンス(よりどころ)は、今でも江戸にあるようだ。

歴史が教えるマネーの理論歴史が教えるマネーの理論
(2007/07/27)
飯田 泰之

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